2021.04.19 移動販売(キッチンカー)開業お役立ち情報

クレープの移動販売・キッチンカー経営は女性に向いている?開業のメリットとポイント

 

キッチンカーの開業では、多くの人に安定した人気があるメニューを選ぶことが大切なポイント。移動販売・キッチンカーの代表的なメニューといえば「クレープ」です。さらに、クレープは女性オーナーに向いているメニューのひとつ。ここでは、その理由を解説するとともに、クレープを移動販売するメリットや開業時のポイントを詳しく紹介していきます。

 

移動販売・キッチンカーの王道メニュー『クレープ』で開業するメリットとは?

クレープといえば移動販売を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。クレープが日本に登場したのは、1970年代の東京・原宿。おしゃれな街にふさわしい食べ歩きグルメとして大流行しました。以来、その人気は揺らぐことなく、今ではキッチンカーの王道メニューとして定着しています。

 

まずは、キッチンカーの開業にクレープを選ぶメリットを具体的に見ていきましょう。

 

幅広い世代に安定した人気

キッチンカーは、人が集まる場所に出向いて販売するスタイルです。そのため、幅広い世代に安定した人気があるメニューは、売上を伸ばしやすくなります。とくに女性に人気があるメニューを選ぶことは、キッチンカーの開業を成功させるためのひとつのポイント。

 

クレープはこれらの条件をクリアする、キッチンカーを代表する人気メニューです。「キッチンカーといえばクレープ」というほど、ブランドとしてすでに確立しているため、誰もが立ち寄りやすいキッチンカーとなるのです。

 

場所・時間帯・季節を問わず販売数を伸ばしやすい

キッチンカーは、場所や時間を自分で決めることができるビジネスです。とはいえ、場所や時間帯によって、売れやすいメニューと売れにくいメニューとがあります。たとえば、お弁当の場合、オフィス街でのランチタイム以外で販売数を伸ばすのは難しいでしょう。

 

その点、クレープは場所や時間帯を問わず、買ってもらいやすいメニューです。また、一年を通して人気があるため、季節も限定されません。販売数を伸ばしやすい点もクレープで開業するポイントとなります。

 

イベントへの出店依頼が多い

クレープは音楽フェスのような大規模なイベントから町内のお祭り、学園祭、ショップのオープニングイベント、展示場など、イベントの種類や規模を問わずニーズが高いメニューです。とくにイベントへの出店は、一日で売上を伸ばすチャンスです。

 

数多くのイベントから出店依頼があるということは、それだけ売上・利益を上げやすくなるということ。その場で食べる以外にも、持ち帰りやお土産として購入してもらえるケースもあります。

 

「粉もの」は収益性が高い

キッチンカーは、固定店舗の飲食店に比べると家賃や人件費などの固定費がかからないぶん、収益性の高いビジネスです。ただし、原材料費のかけすぎには注意する必要があります。

 

クレープのメインとなる原材料は「粉もの」です。たこ焼きやお好み焼きなどと並んで、原材料費を低く抑えることができるメニューです。そのため、収益性を高めやすいというメリットがあります。

 

また、キッチンカーでは売れ残りによる廃棄ロスが積み重なると、大きな痛手になることも。「粉もの」は常温保存が可能なため、廃棄ロスを少なくすることができます。

 

調理加工の工程がシンプル

移動販売では、材料の仕込みにできるだけ手間をかけずに販売できるのが理想的です。また、注文を受けてから提供するまでの工程や時間が短いほど、販売数を伸ばしやすくなります。

 

キッチンカーの中でも、クレープは調理加工しやすいメニューです。焼き方の技術は習得する必要があるものの、初めてのキッチンカーでも扱いやすいメニューといえるでしょう。

 

独自のアレンジを加えやすい

キッチンカーの開業を成功させるコツのひとつに、オリジナリティを打ち出すことがあります。というのは、出店地域によっては競合ひしめく中で営業する場合があるからです。また、ファンを飽きさせないという工夫も必要になります。

 

そのため、独自のアレンジを加えやすいかという点もメニュー選びのポイントとなります。クレープは季節のフルーツをトッピングするなど、アイデアを生かしやすいメニューです。出店場所のニーズや季節などを意識しながら、多くの人の目に留まりやすい工夫を加えるとよいでしょう。

 

『クレープ』のキッチンカー経営が女性に向いている理由とは

クレープのキッチンカーでは、たくさんの女性オーナーが活躍中です。クレープの移動販売が女性に向いている理由を見ていきましょう。

 

女性ならではのアイデアを生かしやすい

移動販売・キッチンカーにはさまざまなメニューがありますが、大きくは食事・惣菜系とスイーツ系とに分かれます。なかでもスイーツ系のメニューは、女性ならではの視点やアイデアを生かしやすい分野です。

 

また、女性オーナーの中には「キッチンカーでクレープ屋さんが夢だった!」という方が大勢います。自分自身が楽しみながら仕事ができるという点においても、理想的な選択といえるでしょう。

 

時間帯を問わず販売できるので家事・育児と両立しやすい

女性や主婦が仕事をするうえで障壁となってしまうのが、家事や育児との両立問題です。「収入がほしい」「生き生きと輝ける仕事がしたい」と思っても、二の足を踏んでしまう女性が少なくありません。

 

キッチンカーは、販売をする時間帯や曜日を自分で決められる仕事。プライベートと仕事とのバランスを取りたい女性にこそ向いています。自分のペースを守りながら働けるので、長く続けていきたい方におすすめです。

 

運転しやすい軽車両で販売できる

移動販売で欠かせないのが車の運転です。女性の中には「運転に自信がない……」という方も少なからずいます。そのため、キッチンカーを開業するときは、自分が運転しやすい車両かという観点も重要なポイントとなります。

 

ですが、取り扱うメニューによって、相性の良い車両の大きさというものがあります。たとえば、調理加工の工程が多いメニューの場合、大きめの車両でないと対応できない場合が出てきます。

 

また、水を多量に使う麺類などのメニューの場合、給水・排水タンクを多めに積載する必要があり、大きい車両でないと対応できないことがあります。

 

クレープは、軽タイプの車両でも十分に対応できます。軽タイプは小回りがきき運転もしやすいので、女性オーナーにはとくにおすすめです。また、狭い場所でも駐車できるので、出店場所を確保しやすいというメリットもあります。

 

『クレープ』のキッチンカーを開業するときのポイント

実際にクレープのキッチンカーを開業するには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。ここでは、開業前に知っておきたいポイントを紹介します。

 

必要な資格と許可

クレープに限らず、移動販売・キッチンカーを開業するにあたっては「食品衛生責任者」の資格と「保健所の営業許可」を取ることが必須となります。

 

  • 食品衛生責任者

食品衛生責任者は、食べ物を取り扱う場合に必ず取得しなければならない資格です。施設ごとに1名以上、食品衛生責任者を配置しなければなりません。

 

資格は、各地域で実施されている食品衛生責任者養成講習会を受講すれば取得できます。栄養士や調理師などの有資格者は、講習を請けなくても食品衛生責任者となることができます。

 

  • 保健所の営業許可

保健所の営業許可で、とくに注意しておきたいのは次の4点です。

 

1)出店場所を管轄する保健所で営業許可をとる必要がある

営業許可は全国共通ではなく、出店する場所ごとに取得する必要があります。たとえば、保健所の管轄地域をまたいで複数の出店場所を予定しているという場合は、それぞれの地域の保健所で営業許可を取らなくてはなりません。

 

2)取り扱うメニューによって営業許可の種類が異なる

キッチンカーの営業許可は、販売するメニューによって次の3つに分けられています。

※2021年6月1日から新たな営業許可・届出制度が始まりますのでご注意下さい。

 

飲食店営業

焼きそば、たこ焼き、サンドイッチ、カレーなど

喫茶店営業

コーヒー、ジュース類など ※アルコールはNG

菓子製造業

クレープ、ドーナツ、メロンパン、たい焼き、ケーキなど

 

たとえば、クレープもコーヒーも販売したいという場合、菓子製造業と喫茶店営業の両方の営業許可が必要です。ただし、保健所によってはメニューの線引きが異なっている場合があるため注意しましょう。メニューを確定させる前に、一度、保健所に相談してみることをおすすめします。

 

3)チェックされる設備

保健所によってチェック項目やクリアする基準は違っていますが、ほとんどの保健所が確認するのは以下のような点です。

 

運転席と調理場の区切り

運転席と調理する場所が完全に仕切られているか

シンクの数・大きさ

手洗い用と調理用の2つは最低限必要

給水・排水タンク

必要な容量をクリアしているか

手洗い・消毒の設備

衛生面をクリアしているか

棚・収納

食品、器具、容器類などを衛生的に保管できるか

換気設備

換気設備が設けられているか

冷蔵庫・冷凍庫

保冷が必要なメニューの場合、車内に備わっているか

内装の材質

壁や床は衛生面を保ちやすい材質か

 

キッチンカーで販売するメニューを別の場所で仕込む場合、仕込み場所も営業許可をとっておく必要があります。

 

4)必要書類を揃える

営業許可をとるときの流れは、まず営業許可をとりたい旨を事前に保健所に相談し、必要書類を提出するところからスタートします。次に、検査日程を予約したうえでキッチンカーを保健所に持ち込み、検査を受けます。合格すると、2週間ほどで営業許可証が交付されるという流れです。

 

提出書類は保健所によって違いますが、以下のものを求められることが多くなっています。

 

・営業許可申請書

・営業設備の大要と配置図

・仕込み場所の営業許可の写し

・営業の大要

・食品衛生責任者の資格証明

・車検証

・書庫証明 

・検便検査成績書 など

 

保健所によっては、指定のフォーマットが用意されていることもあります。初めての申請では迷うことも多々あるため、保健所に相談しながら進めたほうがスムーズです。

 

キッチンカー選びのポイント

クレープのキッチンカーは、軽車両から大型車まで対応できます。ただし、作業のしやすさを視野に入れながら選んだほうが、失敗がありません。以下の点をチェックしておきましょう。

 

  • 立ったままでの作業が可能か

クレープは生地を焼く工程があるので、立ったまま作業できたほうが楽です。軽車両でも天井の高いタイプを選べば、体への負担を少なくできます。

 

  • 駐車しやすいか

クレープのキッチンカーはさまざまな場所でニーズが高くなっていますが、場合によっては駐車スペースが限られているケースもあります。狭い場所でも駐車でき、小回りがきくほうが出店しやすいといえるでしょう。

 

クレープのキッチンカーに必要な設備

クレープのキッチンカーでは、まずクレープ焼き器が必要です。ガス式と電気式の2タイプがあり、それぞれの特徴は次のようになっています。

 

ガス式

・本体は安く購入できるが、プロパンガスが必要

・高温を保てるため、何枚でも焼き続けることができる

・夏場は車内が高温になってしまう

電気式

・ガス式に比べると高額

・温度を一定に調整しやすい

・連続して焼いていると温度が下がってしまう

 

ホイップクリームやジャム、フルーツなどを保冷する冷蔵庫も必須となるほか、以下のような調理器具・備品類も必要になります。

 

・トンボ

・スパチュラ

・まな板

・泡だて器

・ミキサー

・クレープホルダー など

 

クレープ専門のフランチャイズに加盟するメリット

クレープのキッチンカーは女性でも始めやすいですが、初めての開業では思いがけないところでつまずくこともあります。個人で始めるのが不安な場合は、フランチャイズを活用することをおすすめします。

 

それではキッチンカーのクレープ屋さんのフランチャイズのメリットを見ていきましょう。

 

クレープ専門のフランチャイズのメリットとは?

クレープを専門に扱うフランチャイズでは、以下のようなメリットがあります。

 

  • 車両や設備がパッケージになっている場合、開業コストを抑えられる
  • 焼き方の技術や接客などのノウハウを教えてもらえる
  • 保健所の営業許可の取り方を教えてもらえる
  • 出店場所やイベントの紹介を受けられる
  • 商売の仕方や経営方法を教えてもらえる
  • 成功のノウハウを教えてもらえる

 

ただし、フランチャイズによって提供範囲やサポート体制が異なっています。フランチャイズ選びに失敗しないためにも、以下の点は事前に確認しておきましょう。

 

・仕入れの材料費は高くないか?

・高額なロイヤリティやリース料を請求されないか?

・メニューやレシピが制限され、オリジナリティを出せなくなっていないか?

・研修やサポート体制がしっかりしているか?

・本部に実績があるか?

・出店場所を紹介してくれるか?

・問い合わせに誠実に対応してくれるか?

 

 

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開業説明会へ是非お越しください。

まずは資料請求をしていただき、事業内容やフランチャイズについて
ご興味がございましたら、ぜひ開業説明会へご参加下さい。
移動販売開業についての不安や疑問はなんでもお気軽にご相談下さい。

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