2021.02.15 移動販売(キッチンカー)開業お役立ち情報

移動販売・キッチンカーで独立開業!初期費用や収入、経費を詳しく解説!

 

現在キッチンカーで独立したい人が増えてきています。コロナ禍で飲食店が厳しい状況下にありながら、キッチンカーの需要が高まっています。東京都ではキッチンカーを始める事業者には助成金も受け取れるなど、独立して事業を始めたい人にとって追い風が吹いていると言っても過言ではありません。

 

しかし独立開業するとなると先が見えないから不安になることもありますよね。そこでこちらでは移動販売車やキッチンカーで独立した場合、どのくらいの収入が見込めるのか、また経費がどのくらいになるのかを解説しています。

 

これから開業したい人はぜひ参考にしてみてください。

 

移動販売・キッチンカーで本格独立!準備資金の目安

移動販売やキッチンカーで独立して生計を立てる場合、キッチンカー購入以外にもさまざまな経費や準備資金が必要になってきます。実店舗よりも安価に始められるキッチンカーの準備資金について紹介していきます。

 

何にどのくらい経費が掛かる?詳しく解説

キッチンカーや移動販売車で独立開業する場合、最も大きく費用が掛かるのはキッチンカー本体です。キッチンカーを新車で依頼する場合、車体本体価格に加えて外装(パッケージ)費用と設備内装が必要になります。

キッチンカー

新車

普通車(トラック)

約100~500万円

中古

普通車(トラック)

約200万円~

新車

軽(ワゴン)

約100~300万円

軽(トラック)

約200万円~

中古

軽(ワゴン)

約100万円~

軽(トラック)

約150万~

移動販売車

新車

軽(バン)

約200~300万円

中古

軽(バン)

約100~300万円

 

中古車のキッチンカーを購入する場合、事業展開しようとする地域の営業許可の条件に合致するよう、シンクの数や給水タンク、排水タンクの量など付随する設備の見直し、改造が必要になる場合があります。

 

また中古の場合には車の走行距離や年式によっても価格が異なります。年式が古すぎる場合や走行距離が多いものは、長く使うほど修理費がかかってしまうことも念頭に入れておく必要があります。

 

現在保有している車を自作、または制作業者に持ち込んで改造依頼するときにも材料費や工賃など100万円以上かかる場合もあるので、複数の業者に相見積もりを取って相場感を知ったうえで依頼するようにしましょう。

 

フランチャイズの場合、自作や新車で購入するより自由度が減るものの、営業許可の条件がクリアになる設備、パッケージなどが実装されているので、初期費用が抑えられるメリットがあります。

 

キッチンカーの土台となる車両を選ぶときには、予算以外にも出店する場所やサービスをするスタッフの人数なども考慮し、大型車にするか、小回りの利く中~小型車にするのか、事業の展開の仕方で検討しておくのがポイントです。

 

キッチンカーにかかる費用も費用に組み込んで

キッチンカーの車体本体に付随して、必要になる経費があります。2年ごとに受ける車検代と自賠責保険、任意保険、ガソリン代、駐車場料金です。

 

移動販売車やキッチンカーの場合、8ナンバーを取得していることが多いので、車検費用は乗用車よりも安くなりますが、2年ごとに必ず必要になるので、予算としてあらかじめ事業資金として組み込んでおくようにします。

 

キッチンカーの車両にかかわる大まかなコストとして以下にまとめています。

 

車検代/2年ごと

約5〜8万円(修理・交換部品代は除く)

自動車保険料

約2~5万円(自賠責・任意保険料)

ガソリン代/月

約1~3万円(走行距離による)

駐車場料金/月

約1~3万円(地域による)

 

キッチンカーで独立開業するのは、実店舗よりも安価ですが、初期投資に加え車のランニングコストもかかってくることも予算の中に入れておくようにしましょう。

 

資格取得にかかる費用(食品衛生責任者、営業許可証)

食品をサービスするキッチンカーをオープンさせるときに必要なのが「食品衛生責任者」の資格と「営業許可証」です。食品衛生責任者とは、食品を製造加工する場合には専任の食品衛生管理者の資格が必要とされています。住んでいる地域の保健所などで講習を6時間受けてもらえる資格です。

 

受講料は1万円程度で受けられ、営業許可申請を提出するときに修了証か手帳を提示しなくてはなりません。また営業許可証の申請の際にも約1万円程度の費用が掛かります。申請や資格取得には合計で約2~3万円ほどの予算を見ておくことが大切です。

 

備品、什器、POP 

キッチンカーでいよいよオープンするときには、サービスや調理に必要な備品や什器、POPなどが必要になってきます。調理器具や材料を保管しておくものなど調理に必要なもののほかに、POPや看板、旗などキッチンカーを目立たせて集客できる工夫も必要です。

 

調理用具などは、業務用品を取り扱っているところで安く仕入れる方法もありますし、看板もイーゼルや黒板などを利用しているキッチンカーも多く見られますよね。イベントなどで同業者が多く集まるときには、他社との差別化やインパクトがあるほど集客が見込めるようになるので、POPやチラシ、看板などは力を入れたいところです。

 

しかし本格的な業者に依頼するとコストが高くなることも。自分たちで工夫できるところはコストを抑える、什器や調理用具もこだわりすぎず上手に調達することでオープンまでの費用がぐっと抑えられるようになります。

 

調理用具・什器(ボウル、泡立て器、まな板、包丁、タッパーウェアなど)

約3~6万円

POP、看板

約3〜10万円

 

文房具消耗品

キッチンカーで開業した時に以外と必要なのが文房具や消耗品です。衛生管理に必要なマスクやビニール手袋、アルコール消毒液やウェットシート、ごみ袋なども消耗品に含まれます。

 

またほかにも商品を提供する際に使う紙皿や紙コップ、ストロー、商品を包む包装紙、紙ナプキン、メモやボールペン、領収書、印鑑(シャチハタや店印)に加え、ショップカードやチラシなども必要になります。

 

これらは使うごとに無くなってしまうので毎月の予算に計上するようにします。

 

衛生用品(キッチンペーパー、マスク、ゴム手袋、アルコール消毒液、ウェットシート、ごみ袋、洗剤、漂白剤など)

約1~3万円

お客さんに提供する紙皿、ナプキン、包装紙など

約1万円

文房具類

約数千~1万円

チラシ、ショップカード

約数千~1万円

 

ひとりでキッチンカーを運営する予定なら、足りなくなって買いに行くということが内容に、あらかじめ潤沢な量を用意しておくようにしましょう。チラシやショップカードなどは、自分で作れば紙代だけで済むので、工夫次第で予算を抑えることができます。

 

フランチャイズの場合、紙ナプキンや紙皿、商品を包む包装紙などは店名が印刷されたものを安価に仕入れることができます。決められたロット数で仕入れるようになるので、毎月在庫管理を行い、不足しないように注意するようにしましょう。

 

材料費、出店料

食品を提供するキッチンカーでは材料費も月々の費用に必要です。大きなイベントに参加するときや集客が多くみこめるときには材料費も多く見積もる必要があります。

 

初めて飲食にチャレンジする場合にはどのくらい仕入れたらよいかわからないということもあるでしょう。あらかじめ1つ作るのにどのくらいの材料が必要か、1日どのくらい売りたいか、ひと月の稼働日と合わせて概算予測をしておき、仕入れ材料費にします。オープン後どのくらい売り上げられたか、また1日でどのくらい調理できたかで、材料費の見込みが具体化します。

 

また出店する場所によっては、出店料が必要になります。出展料が数万になるイベントもあれば、数千円で数日借りられるケースもあります。

 

PL保険代

初めてキッチンカーで事業を展開するときに「PL保険」という言葉を耳にしたという人もいることでしょう。PL保険とは「生産物責任保険」のことで、制作したもの(ここでは調理したもの)がほかの人に損害を与えた場合、保証する保険のことです。

 

キッチンカーで調理加工したものを食べたお客さんが万が一食中毒になってしまった場合の補償などができる保険です。補償内容によって保険料が異なりますが、食品加工販売するうえでは必要になる保険ですので加入するようにします。PL保険料は月払いや年払いなど支払い方法も異なります。

 

健康保険料、税金、年金

キッチンカーで独立開業した場合、必要になるのが健康保険、税金(所得税、住民税)、年金です。前年の所得に応じて算出されるので、開業したばかりで収益が挙げられていなくても徴収されます。開業するときにはこうした支払いも視野に入れておくようにしましょう。

 

キッチンカーにかかる費用まとめ

キッチンカーをオープンさせるまでにかかる費用としてどのようなものがあるか以下の表にまとめています。

 

車両費用

約100~300万円

オープン時

車検代

約5~8万円

2年ごと

保険料

約2~5万円

毎年

ガソリン代

約1~3万円

毎月(走行距離に応じて)

駐車場料金

約1~3万円

毎月

(地域によっては複数月分まとめて支払い)

資格取得費

約2~3万円

オープン時

備品・什器・POP

約3~10万円

オープン時

文房具・消耗品

約1~3万円

毎月・必要に応じて

材料費

 

毎月必要(仕入れ先によって異なる)

出店料

 

毎月必要(出店場所によって異なる)

PL保険料

 

補償内容、支払い方法によって異なる

 

移動販売・キッチンカーでどのくらい収入を得られる?

キッチンカーや移動販売で独立してどのくらいの収入が得られるのか、気になるところですよね。こちらではどのくらいの収益があるのか細かく紹介していきます。

 

原価率はどのくらい?

一般的に飲食店ではメニューの約3割が原価といわれています。販売金額には材料費以外に人件費や光熱費、家賃となどが含まれているからです。メニューの金額を決めるときには、原価の3倍を目安に設定します。

 

たくさんの材料や高額な原料を使っている場合には、販売価格が高額になってしまうこともあります。キッチンカーで高額すぎる商品はお客さんが「付加価値」が見いだせない商品の場合、集客が見込めないことも少なくありません。

 

キッチンカーで開業する場合には、原価を抑え、販売価格も相場感よりも大きく外れない程度に金額を設定するようにし、「産地の果物を使っている」「高級な食材を使ったメニューがある」場合には、別メニューで販売しながら、定番メニューとの売れ行きで付加価値を付けるかどうか判断したほうが賢明です。

 

反対に多く集客したい場合でも、キッチンカーで食品を提供する場合には限界もあります。特に店長一人で調理から販売まで行う場合、調理スピードとお客さんをさばくまでの時間、休憩やトイレなど時間も含めて1日に作れる数に限界があります。

 

薄利多売で安くお客さんを呼び込む場合には、営業時間を短縮する、一定期間のみの特別価格にするなどの工夫も必要になります。

 

キッチンカーの中で調理してお客さんに提供し、金銭を受け取るまでどのくらいの時間がかかるのか、オープンまでに実践し、注文を受けてからどのくらいの時間で作れるのかある程度自分自身が把握しておくことで、1か月の収益がどのくらいになるのか見込めるようになります。

 

収益を上げるためにできること

キッチンカーで開業した時にはなるべくコストを抑えられる方法を考えておくことがポイントになります。手書きのPOPや看板、チラシなど自分で作成できるものや、フランチャイズで安く購入できるものは利用するようにしましょう。

 

出店場所を常時出店にするか、スポット出店にするのか、ガソリン代のことも考えて近距離で営業するのかなど、ランニングコストを抑えるようにすることもポイントです。

 

収益を上げるためにはメニューの開発や原材料の見直しなど日頃からの研鑽も必要になります。やった分だけ収益に反映されるのもキッチンカーならではの魅力ともいえるのです。

 

移動販売・キッチンカーの収入や経費も研修で学べる!カラーカフェ!

COLOR CAFE(カラーカフェ)なら開業に必要なキッチンカーを新古車で、しかも好きなパッケージで購入することができます。さらに開業に必要な調理機材や鉄板、資材、道具一式が揃っています。さらに保健所の営業許可の手続きや、材料の仕入れ、集客方法、出店場所の紹介もサポートするのでオープンまでがスムーズです。

 

あれこれ自分でそろえていくと、かえって高額になりがちな初期費用ですが、カラーカフェのフランチャイズを利用すれば初期費用は抑えられて、しかも開業までの研修やサポートも充実しているので、女性や主婦の方の初めての起業でも安心です。

 

クレープ屋さんの移動販売・キッチンカー・フードトラックにご興味がありましたら、お気軽にカラーカフェにお問い合わせください。

 

 

開業説明会へ是非お越しください。

まずは資料請求をしていただき、事業内容やフランチャイズについて
ご興味がございましたら、ぜひ開業説明会へご参加下さい。
移動販売開業についての不安や疑問はなんでもお気軽にご相談下さい。

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