副業やサイドビジネスをしたいという方が増えている中で、注目を集めているのが移動販売・キッチンカーです。初めてでも開業しやすいスモールビジネスであることや週末のみの営業も可能など、その理由はさまざまですが、「自分のお店を持つ」という夢を実現したい方にとって、魅力的なビジネスといえるでしょう。

 

そこで今回は、移動販売・キッチンカーが副業におすすめの理由や、週末のみの営業でどれくらい稼げるのかを紹介します。また、開業までの流れや副業にする場合の注意点についても詳しく解説していきます。

 

移動販売・キッチンカーが副業・サイドビジネスにおすすめの理由

まずは、移動販売・キッチンカーが副業やサイドビジネスに向いているといわれる理由を見ていきましょう。

 

少ない資金での開業が可能

移動販売・キッチンカーが「開業ハードルが低い」といわれるのは、少ない初期費用でスタートできることが理由のひとつです。

 

固定店舗の飲食店を開業するとなると、物件の賃貸料や内装・外装費、厨房設備、家具什器などに多額な費用が必要になるほか、スタッフの人件費も発生します。そのため、小さな店舗でも1000万円以上の開業資金を用意しなければなりません。

 

キッチンカーの場合、開業資金の目安は250万～300万円程度です。そのほとんどは車両にかかる費用で、スタッフを別に雇わない限り、人件費はかかりません。少ない資金でスタートできる点は、副業・サイドビジネスをしたい方にとって、大きな魅力といえるでしょう。

 

固定費を抑えられるので利益を出しやすい

起業して副業・サイドビジネスを行う場合、ランニングコストにも注意しなければなりません。飲食店の場合、毎月の固定費として地代家賃や人件費、光熱費などを支払う必要があります。これらのコストは売上の増減にかかわらず発生するので、売上が上がらなかった場合、あっという間に赤字経営となってしまいます。

 

移動販売・キッチンカーの固定費は、駐車場代やガソリン代、光熱費が主なもので、固定店舗に比べると圧倒的に少ない運転資金で回すことができます。利益を出しやすいビジネスであることも、副業・サイドビジネスに向いている理由のひとつです。

 

万が一失敗したときのリスクも小さい

飲食店の場合、物件選びが売上を左右するといっても過言ではないほど、場所選びが重要となります。リサーチをしたうえで選んだ場所でも、思いのほか売上が伸びず、失敗してしまうケースは少なくありません。

 

さらに固定店舗を持つ場合は、開業資金・運転資金ともに多額のコストを投入することになるので、失敗した場合の損失も大きいというリスクを抱えることになります。

 

移動販売・キッチンカーはひとつの出店場所で売上が伸びなくても、ニーズの高い場所へと移動することができます。また、万が一廃業することになってもキッチンカーを売却できるので、リスクが小さいという点でも始めやすいといえるでしょう。

 

営業する曜日・時間を自由に決められる

フレキシブルに営業時間や曜日を決められる移動販売・キッチンカーは、本業を続けながらの副業・サイドビジネスにぴったりの業態といえるでしょう。会社に勤務しながら、週末起業することもできます。自分自身が楽しみながら収入を得られるという点も、キッチンカーを副業・サイドビジネスにする魅力です。

 

イベントに出店して短時間で売上を伸ばすことも可能

多くの人が集まるイベントでは、楽しい雰囲気づくりにキッチンカーが一役買います。そのため、大小含めたさまざまなイベントへの出店ニーズが高くなっています。たとえば、大規模のフェスや展示会をはじめ、オープニングイベント、お祭り、地域の行事など、さまざまな催しで出店の依頼があります。1日で大きな売上を上げることも可能です。

 

1人でできるので煩わしいストレスがない

副業・サイドビジネスを始めたいと思っても、本業のほかにストレスを抱えたくないという方も多いのではないでしょうか。移動販売・キッチンカーはオーナー1人で出店できるので、自分の好きなようにビジネスを展開できるという魅力があります。

 

「自分のお店を持ちたい」「趣味を活かしたい」「個性を打ち出しながら収入を得たい」という方が、楽しみながらできる仕事といえるでしょう。煩わしいストレスがない中で、存分に自分らしさを発揮できます。

 

週末のみの営業でどれだけ稼げるのか？

会社勤めの方が副業でキッチンカーを開業する場合、週末起業となるケースが多いでしょう。実際に、週末のみの営業でどれくらい稼げるものなのか、シミュレーションしてみましょう。

 

▼仕入れ原価率20％の場合

単価	1個500円
客数	1日50人×月8日営業（土日）＝400人
売上	200,000円

 

仕入れ	40,000円
その他経費	100,000万円
利益	60,000円

 

一般にキッチンカーの仕入れ原価は、販売価格の20～30％程度です。上記のシミュレーションは、仕入れ原価率を20％として試算したものです。因みにカラーカフェのフランチャイズでは原価率がもっと低いです。

 

その他経費には、駐車場代やガソリン代、使い捨て容器などの備品類、水道光熱費、出店料、保険料などが含まれます。なかでも駐車場代は都心と地方とで大きな幅があるので、上記はあくまでも計算の目安となりますが、キッチンカーの利益率は平均的に30～40％程度になっています。因みにカラーカフェのフランチャイズでは利益率がもっと高いです。

 

固定店舗に比べると利益を出しやすいビジネスモデルではありますが、売上が伸びなければ、赤字になるリスクもあります。そのため、週末起業でしっかり稼ぎたいという場合は、開業資金の回収期間も考えながら、しっかり計画を立てる必要があります。

 

副業・サイドビジネスで移動販売・キッチンカーを開業するときの流れ

実際に副業・サイドビジネスとして移動販売・キッチンカーを開業するときの手順について見ていきましょう。

 

メニューを決める

キッチンカーの開業計画では、メニューを決めるのが第一歩です。これは、提供するメニューによって車両に必要な設備が変わるためであり、資金計画を立てるうえでも最初に考える必要があります。

 

メニューのジャンルは、大きくは「食事系・お惣菜系」と「スイーツ・カフェ系」に分かれます。メニューを決めるときのポイントは、次の3つです。

 

• 原価率を抑えられる、収益性が高いメニューか
• 高いニーズが見込め、売上を伸ばしやすいメニューか
• 衛生管理やオペレーションを効率的に行えるメニューか

 

この3点は、継続的に利益を出すうえで極めて重要なポイントです。趣味の副業であれば、自分の好きな分野で勝負するという考え方もありますが、キッチンカービジネスを軌道に乗せるにはしっかり考えておきたい要素です。

 

資金計画を立てる

次に、資金計画を立てます。キッチンカーの開業資金は一般に250～300万円ほどで、その多くは車両の購入費や改造費となります。また、開業してすぐに軌道に乗るとは限らないため、数カ月分の運転資金も含めて資金を用意する必要があります。

 

開業資金と運転資金の主な内訳は次の通りです。

 

▼開業資金

・車両購入費

・外装・内装費

・設備費（シンク、棚など）

・調理器具や備品の購入費

・看板やのぼりなど販促費

・保健所の営業許可にかかる費用　など

 

▼運転資金

・仕入れ費

・駐車場代

・ガソリン代

・水道光熱費

・車両維持費（車検、メンテナンスなど）

・備品の購入費

・出店料

・PL保険料　など

 

手持ちの資金で足りない場合は、融資を受けるという方法があります。融資の第一選択となるのは、日本政策金融公庫です。低金利で借入できるほか、基本的に無担保・無保証人で融資を受けられるというメリットがあります。

 

民間の銀行や信用金庫の場合、実績のない個人事業主への融資は難しい場合がほとんどですが、日本政策金融公庫では個人事業主の創業を積極的に支援しているので、借入のハードルが低くなっています。

 

詳しくは、日本政策金融公庫の「融資制度一覧」を確認してください。

 

カラーカフェでは資金調達のサポートも無料で行っておりますのでお気軽にご相談下さい。

 

車両を準備する

続いて、キッチンカービジネスの要である車両を準備します。準備方法は次の3つです。

 

• 新車を購入してキッチンカーの仕様に改造する
• 中古車のキッチンカーを購入する
• キッチンカーをレンタルする

 

車両の種類には、軽バン・軽トラックのほか、普通バン、大型トラックなどがあります。

 

軽タイプは安価で購入でき、かつコンパクトなため出店スペースに困らない点がメリットです。大型タイプは、作業スペースに余裕があることや、積載量が増えるので大きなイベントにも対応できる点がメリットとなります。予算や出店場所などをよく考えたうえで準備しましょう。

 

また、キッチンカーの装備を整えるときに重要となるのが、「保健所の営業許可をとれる設備になっているか」ということ。せっかく車両を準備しても、営業許可がおりなければ、やり直さなくてはなりません。営業許可をとるにはどのような設備が必要になるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。

 

保健所の営業許可・食品衛生責任者の資格を取得する

車両を準備したら、出店に必要な資格や許可をとります。移動販売・キッチンカーの開業では、食品衛生責任者の資格と保健所の営業許可が必須です。

 

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する講座を受講すればとることができます。保健所の営業許可は、移動販売・キッチンカーの開業時につまずく人が多いので、しっかり確認しておきたいポイントです。

 

注意すべきは、次の3点です。

 

• 営業許可は出店する場所を管轄している保健所で取得する必要がある
• 営業許可の基準は各地域の保健所によって異なっている
• 取り扱うメニューによって営業許可の種類が異なる

 

よくある間違いは、保健所の営業許可は全国共通と思われがちな点です。営業許可は、各地域を管轄する保健所でとる必要があり、かつ保健所によって細かな条件が異なっているので注意してください。

 

たとえば、保健所の管轄エリアを超えて出店したいという場合は、広げたい地域を管轄している保健所の営業許可も必要になるということです。

 

また、営業許可の種類は、取り扱うメニューによって違い、車両設備に求められる条件が異なっている点にも注意しましょう。まずは、出店場所の保健所に相談したうえで、不備のないように進めることが重要です。

 

出店場所を確保する

移動販売・キッチンカーの売上を左右するのが出店場所です。キッチンカーオーナーとして、良い条件の出店場所を確保するのはとても重要なことです。

 

週末起業なら、人の往来が多い場所や土日のイベントがねらい目でしょう。また、最近ではコロナパンデミックの影響で、住宅地でのテイクアウトニーズも増加しています。集客できる場所であることはもちろん、客層や時間帯、ニーズをしっかりリサーチしたうえで慎重に検討しましょう。

 

仕入れ・出店

食材の仕入れでは、価格だけでなく、信頼できる仕入れ先を選ぶことも重要です。品質がしっかり担保されているか、配送費用が安価か、小ロットにも対応してもらえるかといった点もしっかり確認しておきましょう。

 

いざ出店してみると、新たな気づきを得ることが多いものです。お客様のニーズを深掘りできたり、より良いコミュニケーション術が身についたり、自分自身の成長につながることも多々あります。

 

また、同業者の仲間ができて新たなコミュニティが生まれることもあります。副業・サイドビジネスとしての移動販売・キッチンカーには、こうした「喜び」があることもメリットといえるでしょう。

 

移動販売・キッチンカーを副業・サイドビジネスにするときに注意すべきこと

ここでは、キッチンカーを副業・サイドビジネスにする際に、失敗しがちなポイントを紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

車両・設備にお金をかけすぎない

移動販売を始める方の多くは、「気に入った車を用意して、あれこれ改造して……」と夢が膨らむもの。もちろん準備段階のわくわく感は大切ですが、車両や設備にお金をかけすぎると、それだけリスクが高くなります。

 

また、思いが先走り、最初に車を購入してしまう人もいますが、保健所の営業許可がとれる設備になっていなければ、改造費用が増えることになってしまいます。キッチンカーの開業は、しっかり計画を立ててから行動することが無駄なく進めるコツと心得ておきましょう。

 

ニーズが高いメニューを選ぶ

「自分だけのオリジナルメニューを作りたい！」「まだ出回っていないようなメニューなら人気が出るはず！」など、キッチンカーオーナーになるにあたっては、いろいろなアイデアを実現したい気持ちになるでしょう。

 

しかし、キッチンカーで安定的に売上を伸ばしているのは、唐揚げやクレープなど、定番の人気メニューであるのが事実なのです。年齢性別を問わず、多くの人が長年親しんできたメニューは流行に左右されることなく、キッチンカーのスタンダードとして人気が定着しています。

 

キッチンカーで成功している人は、こうしたニーズを的確にとらえつつ、定番メニューを自分流にうまくアレンジするなどの工夫をしています。メニューの選定に迷ったら、成功している人のケースを参考にしてみるのもよいでしょう。

 

出店場所を確保できるか確認しておく

「準備は万端に整えたのに、出店場所が見つからない……」というケースは少なくありません。とくに、副業・サイドビジネスでキッチンカーを出店したい場合、営業できる時間が限られていることが多く、条件に合った出店場所を探せないことがあります。

 

競合ひしめく中、場所探しはキッチンカーオーナーの最大の難関です。出店場所を確保するには、リサーチ力・交渉力・行動力が鍵。事前に、営業する場所の目途を立てておくことをおすすめします。

 

食材のロスが出ないにする

食材のロスを最小限に抑えることも重要なポイントです。たとえば、週末だけ営業する場合、メニューによっては次週まで食材を保存できないことがあります。また、キッチンカーは天候によっても販売数が変わるので、想定外の廃棄ロスが出てしまうこともあります。

 

こうしたリスクを回避するなら、保存ができる食材を使ったメニューにするという方法をとるのもひとつです。さまざまなリスクを考えたうえで、慎重に検討してください。

 

フランチャイズならサポートを受けながら開業できる

自由度が高く、副業やサイドビジネスとしても始めやすいのが移動販売・キッチンカーの魅力です。とはいえ、リスクを最小限にするメニューの選び方、営業許可をとれる車両の整備、仕入れ、集客など、キッチンカービジネスを成功させるにはいくつものノウハウが必要なのも事実。

 

「自分にもできそう！」と思いスタートしたものの、失敗している方が少なくないのが現状なのです。リスクを抑えたスムーズな開業を考えるなら、フランチャイズで開業するのも選択肢のひとつです。

 

説明会に参加したり資料を集めたりして、まずは情報収集するところから始めることをおすすめします。

 

 

 

クレープ・スイーツ専門「カラーカフェ」フランチャイズの特徴

クレープ・スイーツ専門の移動販売・キッチンカー「カラーカフェ」では、フランチャイズオーナーを募集中です。

 

カラーカフェでは「夢を実現したい！」というオーナーを支援し、数多くの出店実績を作っています。

 

＜「カラーカフェ」フランチャイズの特徴＞

1）業界最安値の低資金で開業できる

2）ロイヤリティ不要

3）開業に必要なすべてが揃うフルパッケージで提供

（車輛、塗装、研修、道具、看板、ロゴ、HP、仕入れ、集客、サポート）

4）出店場所の紹介もOK

5）オリジナルのキッチンカーを用意（ピカピカの新車）

6）オリジナル屋号での開業が可能

7）バラエティに富んだスイーツメニューでアレンジも自在

8）独自の仕入れシステムで固定費をさらに安く

9）開業後も経営をサポート

 

相談や資料請求はお気軽にどうぞ！

詳しく聞いてみたいという方は、ぜひ開業説明会にご参加ください。

 

お問い合わせはこちら｜

クレープ・スイーツ専門の移動販売・キッチンカー「カラーカフェ」

 

 

開業説明会へ是非お越しください。

まずは資料請求をしていただき、事業内容やフランチャイズについて
ご興味がございましたら、ぜひ開業説明会へご参加下さい。
移動販売開業についての不安や疑問はなんでもお気軽にご相談下さい。

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